データベース環境の構築
ユーザやアイテム、評価値に関するデータやオフライン処理により得られた推薦リストなどはデータベースで管理します。まずは、データベース環境を構築しておきましょう。本チュートリアルでは、データベース管理システムとしてPostgreSQLを利用します。ここでは、プロジェクト名recsys_django
に合わせて、recsys_django
という名前のデータベースを作成しましょう。PostgreSQLにログインし、下記SQLを実行してください。
postgres=# CREATE DATABASE recsys_django ENCODING 'UTF8';
CREATE DATABASE
下記コマンドを実行し、recsys_django
データベースが作成されていることを確認してください。
postgres=# \l
List of databases
Name | Owner | Encoding | Collate | Ctype | Access privileges
-------------------+----------+----------+-------------+-------------+-----------------------
...(略)...
recsys_django | postgres | UTF8 | ja_JP.UTF-8 | ja_JP.UTF-8 |
...(略)...
つづいて、下記コマンドでrecsys_django
データベースに接続します。
postgres=# \c recsys_django
You are now connected to database "recsys_django" as user "postgres".
すると、下記のようにプロンプトが変わります。
recsys_django=#
ここで、下記のコマンドを実行し、データベース内のテーブルを確認してみましょう。
recsys_django=# \dt
Did not find any relations.
当然、現時点ではまだ何もテーブルが登録されていませんが、これでデータベース環境の準備は完了です。
なお、本チュートリアルでは、データベースに接続するユーザとしてユーザrsl
を作成しておきます。下記のコマンドを実行し、ユーザrsl
を作成してください。【パスワード】には、ユーザrsl
でデータベースに接続するための任意のパスワードを入力してください。
recsys_django=# \c postgres
postgres=# CREATE ROLE rsl WITH LOGIN PASSWORD '【パスワード】';